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抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか? 完走した感想

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「抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?」(略称:ぬきたし)の全ルート攻略が終わったので感想を綴ろうと思う。

 

このゲームを一言で表現するなら"バカゲーの皮を被った激アツゲー"でしょう。最近、RPGの皮を被ったメタゲーとかギャルゲーの皮を被ったホラーゲームとかをプレイし感情のオタクになっていたので、自分は外見を内容で裏切ってくれるようなゲームが好きなんだと思った。

 

以下は各ルートとキャラについてになります。無論ネタバレを含むのでこの記事を見ている人がいるならば気を付けてください。紹介順はプレイ順になります。

 

 

 

 

 

 

片桐奈々瀬ルート

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島一番のクソビッチと賞されるギャルは実は家庭的で処女で貞操観念が普通で過去の主人公と面識がありました!!!というキャラ

 

この子がメインヒロインだと勝手に思い込んでいたので、文乃を引渡してドスケベ条例壊滅!!!文乃はうまくやってるさ!!という微妙にすっきりしないエンドに面食らった。

奈々瀬に関してはオタクの妄想上のギャルって感じだなーって感想でした そんなこと言ったらこのゲーム自体オタクの妄想なのだけれど… まあ仕方ない、男の子家庭的なギャル好きだから

 

このルートだと生徒会長がサブヒロイン?的な感じで絡んでくる。

 

冷泉院桐香

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暗器使いでめっちゃ強いけど不思議ちゃんオーラで主人公に興味を寄せているやべーやつ

 

こいつのキャラが結構強烈で、ありがち?なギャルキャラの奈々瀬が微妙に不憫でした… でも仕方ない、男の子強い不思議ちゃん好きだから

他のゲームでもそうなのだけれど、ゲーム開始・ルート選択以前から主人公に好意を寄せているキャラがいると他ルートをやるのがしんどくなるので(オタクなので)もしかしたら初めにやるべきじゃなかったかな

 

 

畔美岬ルート

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島の価値観に染まっていたが、体型への自信のなさと存在感の薄さで性産的行為をしてこなかった女の子 やべーやつ

 

島の価値観に染まっていたということでやたらと淫乱。フィギュアをケツに挿して抜けなくなって病院行ったりする。でもかわいい。仕方ない、男の子実はえっちな文学少女好きだから

 

主人公が美岬を愛しすぎてるから美岬のことならなんでも分かる、AR・マッピング技術で見た目が美岬になった敵から放たれる弾丸もすべて避けきれるんだよ!!!!そうはならんやろ!!!!!!といった感じでギャグ的ルートだったと思う。

 

が、このルートが一番普通に恋愛ADVしてそこそこハッピーエンドで終わると思うので、脳死してプレイできると思います。

 

サブヒロイン?は女部田郁子

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やべーやつ

 

自身の性欲に従い行動する戦闘がクソ強い女の子。主人公のちんこがデカいので主人公に好意を寄せる

 

SS・SHOが手嶋(のちんこ)に洗脳されるが、主人公のちんこの方がでかかったため洗脳を免れた… しかし、SSの寮が使えないため路頭に迷った所を主人公に助けられるといった感じで絡んでくる。その時に画像の私服姿で出てくる。心臓止まるかと思った。かわいい。

礼先輩もだけど、SS幹部はギャップ萌えさせたるぞといった制作の意志を感じる。男の子ギャップ萌え好きだから

 

渡会ヒナミルート

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外見・言動共にロリロリしいが故に性の対象とならなかったが、実は一番年上でしっかりしてる人格者の女の子

 

パイプ椅子と共に過ごし、NLNSでは"椅子の加護"をもって敵をなぎ倒すアタッカー的ポジション。かっこいい。

慈悲深い?懐深い?人格で、要するにバブみを感じて欲しいキャラなんだと思う…自分はバブみアンチなのでそういう事は感じなかったけれど。まあ仕方ない、男の子母性もったロリ好きだから

 

ストーリーは文乃の情報を手に入れる為主人公がSSにスパイとして参加するが、敵組織であるSSも人間の集まりで、それを裏切らなければならない主人公の葛藤をヒナミが支えていく といった感じ

SSでの主人公の直属の上司が糺川礼で、ヒナミにいじめから救ってもらったという過去を持つ。

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父親の借金を返すため島に来た不憫な一般人。お前もギャップ萌えか

 

3人のルートではこのルートが一番面白かったと思う。意表を突かれるといったストーリーではなかったが、立場・思想・現実の間に苦しむ主人公と礼先輩の葛藤が良く表現されていたし、それをヒナミが解消するクライマックス(上の椅子持ったヒナミのシーン)も良かった。お前そういう演出ズルいぞ!!!!って泣きながらプレイしてました

 

 

琴寄文乃ルート

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物語のキーマン的存在。最強。かわいい。最高。

 

文乃とくっついて大団円で終わる多分トゥルーエンドのルート。

ヒロイン3人のルートが終わるとタイトル画面が変わり、そのままNEW GAMEを選択すると新しいシナリオから始まる。こういうのもズルい演出だと思う

 

ストーリーは他ルートよりも文乃と早くコンタクトを取った主人公が、文乃と恋愛しながら島の真実を知り、様々な葛藤を超え障害に挑んでいくという流れ。

クライマックスではかつて敵であったSSとSHOと協力し、修行して強くなった主人公が、文乃を使って島への復讐に執心する文乃の祖父と、本島にもドスケベ条例を施行して国の長とならんとする文乃の父親を倒して共存の道を選ぶ。文面では伝わりにくいと思うが、最高にアツかった。というかSS幹部がカッコよすぎる ズルい

最終的にはこの作品の肝であるマイノリティとマジョリティの軋轢について、お互いに許し合い共存していきましょうと締める。多分。

 

で、この琴寄文乃とかいう女の子が恐らくこのゲームのメインヒロインであるのだが、制作がオタクの心を掴みに来てる感じがする。銀髪紅眼儚げで強い意志を持って和服で貧乳で狙撃手で現代文化に疎く主人への忠義が絶対であるとめっちゃかわいい。自分の好みの問題かもしれないけれど

 

設定としては、女中一家?みたいな家系で、心から信頼する主人に仕え貢献することを誉れとして生きる。作中何回か出てくる「幾重にも辛酸を舐め、七難八苦を越え、艱難辛苦の果て、満願成就に至る。」というセリフはこの一家の家訓みたいなアレらしい。

NLNSでは"豊玉の加護"をもって凄まじい狙撃力で後方支援をする。

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強い

 

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かわいい

 

微妙に中二病を引きずってたり、妄想を夢見る痛い感じのオタクはこういうキャラホントに好きだと思う。てか好き。悔しい。

 

 

全編通して、多少無理のある設定を「ままバカゲーだしええわ」と流せる人ならノベルゲーとして物語を楽しめる作品だと思った。抜きゲー島要素いる?と思わせるストーリーであったが、バカゲーの皮を被ってるからこそそういうバイアスがかかり、細かい疑問点を流して楽しめるようになっていると思った。

 

また、「男の子はこういうの好きなんでしょ?」的な要素がこのゲームの芯になっていると思う。地下の秘密基地だったり、主人公が修行して強くなる・敵が味方として共闘してくれる…といった少年漫画的な展開が激アツを激アツたらしめているんじゃないかなと そこがこのゲームの面白さの一部だと感じた。

 

ストーリー自体はド王道で、文乃ルートでは予定調和もいい所だろうといった感じで大団円に終わる。エロ関連のバカみたいなギャグでIQを下げた所にド王道の激アツ感動ストーリーをぶつけられたら誰だって感情になると思う。そういった意味では他人にお勧めしやすい作品であった。是非プレイしよう!

 

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ここすき